JUST US PLUS BUS

アメリカで大型バスを改造したタイニーハウスに夫とウサギと暮らしています。

Air Forceの話③

ミリタリーの話、続きです。

リクルーターに話を聞きに行ったところ、年齢的にまだ入隊が可能であること、入隊すると市民権がもらえること、どんな仕事がもらえるかは学力考査のスコアで変わってくる、ということがわかりました。

わたしの場合、アメリカ市民と結婚しているのでグリーンカードを保持しているのですが、このグリーンカード更新の手続きが地味にとても面倒なのです(初回取得から2年後に更新、その後10年ごとに更新手続きが必要。おまけに更新料は年々はね上がる一方)。今後日本に帰って暮らす可能性はあんまりなさそうだし、このままアメリカで暮らすのであれば市民権を取ってもいいかなぁ・・・と考えていたので、市民権の手続きを軍がやってくれるのはとても魅力的ではあります。

だって帰化するの、弁護士さん雇ったり手続きするのすっっごい大変なんですよー!何より今後10年ごとにグリーンカードの更新料払うのも大変だし!

 

そんなわけでとりあえず、ASVABというミリタリー入隊のための学力考査を受けることになりました。基本的な国語算数理科社会、という感じのテストです。個人的な感想を言えば、普通に高校を出ていればそれなりに点数が取れるのではと思うのだけど(だってわたしが高校出たの20年以上前の話ですよ!)、このスコアが低いと応募資格に満たず足切りをされてエアフォース自体に入れてもらえないようなので、まあ割と大事なテストと言っていいのではないでしょうか。

そのテスト結果をもとにどんな仕事をしたいかなどについてリクルーターと話し合いをします。わたしの場合は市民権がないので応募できる職種が限られており、あんまり選択肢の幅はありませんでしたが。職種はキャリアの途中でも変更が可能です。(可能だからといって簡単かというとそれはまた別のお話)

その後、MEPSという健康診断を受けに行きます。身長体重、視力聴力、尿検査(ドラッグ検査)などを受け、この検査で健康体の太鼓判をもらったら晴れて契約書にサインすることができます。

と聞くとなんだ意外と簡単じゃんと思われそうですが侮るなかれ、ここは肥満大国アメリカ。体重が一定以上だとダメ、その他てんかんや喘息、心臓病などの持病があってもダメ、と割と基準は厳しいようで、若くて健康であるというそれだけの条件を満たす候補者が年々減っており、ミリタリーは各部門で入隊可能な人材の取り合いに必死ということです。

 

この話、続きます。