JUST US PLUS BUS

アメリカで大型バスを改造したタイニーハウスに夫とウサギと暮らしています。

Air Forceの話④

ミリタリーの話、続きです。

 

普通だと学力考査、健康診断で問題がなければすぐにでも契約書にサインできるのですがわたしの場合、日本で高校と大学を出ておりその成績証明書を取り寄せないといけなかったのでこれにずいぶん時間がかかりました。結局日本から取り寄せた証明書をアメリカでの同等の学位に置き換えて単位を計算してくれる機関に自腹でお金を払って英文での証明書を作ってもらいましたが、まぁリクルーターはのらりくらりで全然助けてくれませんでした(涙)

ここだけの話、リクルーターは契約書にサインするまではものすごく前のめりでどんな嘘だってつくし、いいことばっかり言います。全員がそんな人ばかりでもないと思いますが(でもわたしは今まで責任感に燃えたリクルーターというのを見たことがありません、やれやれ)。

でも大学を出ているか出ていないかで最初のランク(階級)が変わってくる=初任給が変わってくるので、多少面倒でもやっておいてよかったかなと今となっては思っています。ともあれ、書類が全部揃って初めて晴れて契約書にサインの運びとなります。

 

サインしてすぐにBMT(Basic Military Training)、いわゆるブートキャンプの日程が決まればいいのですが、職種やその時の訓練校の教室の空き具合などによってこの後ある程度待たされます。Active DutyでもReserveでもDEP(Delayed Entry Program)というプログラムに身を置いて、いろいろ勉強したりトレーニングしたりしながらBMTの日程が決まるまで待ちます。

Reserveの場合、契約書にサインした時点ですでに契約がスタートしているため、月に一回このDEPに参加してトレーニングに行く必要がありました。契約内のトレーニングなので、訓練とはいえちゃんとお給料が出ます。このプログラムでは、エアフォースの歴史やマーチングの仕方などいろいろ覚えないといけないことを教えてもらいます。

わたしの場合、4月に契約書にサインして12月がBMT Dateと最初言われ「このプログラムにあと何か月いないといけないんだ」と暗澹たる気持ちになったものですが、結論から言うと誰かが書類をちゃんと処理しなかったおかげでセキュリティクリアランスがそれまでに通らず、BMTはさらに延期となりました。

 

セキュリティクリアランスの話は長くなるので、次に続きます。