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アメリカで大型バスを改造したタイニーハウスに夫とウサギと暮らしています。

軍隊は悪の組織なのか

先日BMTの話をYouTubeでしたところ「ヴィーガンと名乗るくせに人を殺す軍隊で働くのか」というコメントがありました。

YouTubeやブログを始めた当初は割とコメントひとつで傷ついたり一日悲しかったりしましたが、ずっとやっているとそのうちに神経ザイル縄並みに図太くなって気にならなくなりました。正確には、気にしないようにする術を身に着けた、というほうが正しいと思いますが。

ずっと見ていると単に誰かを傷付ける目的で書かれたコメントというのがすぐわかるようになります。そういうのは誰が見てもあんまり気持ちいいものではないと思うので、速攻でゴミ箱行きです。

 

わたしと夫は「ヴィーガン・ビーガン」と呼ばれる食生活を数年しています。具体的には動物性の食べ物を避け、植物性のゴハンを食べています。お肉お魚以外にも乳製品や卵も食べないので、極端=変人だと思われることもあります。別にいいんだけど。

で、そのコメントを見てまず思ったのが「これ、もしヴィーガンじゃなかったらこんな風に文句垂れられなかったのかなぁ」ということだったのでした(笑)

 

軍隊に入る契約書にサインをしておいて言うのもなんですが、わたし自身は右寄りでも左寄りでもありません。なので軍隊ばんざーいと思っているわけではないけれど、軍隊なんてと見下げた見方をすることもありません。なぜかというと夫が実際に軍人だから。

軍隊は人殺しをする、戦争をする悪い組織だ!と言う人は大体、テレビで見た戦争の風景でしか軍隊を判断していないのだろうなと思います。

本当は、防衛のための軍隊が必要ない=戦争のない世界が一番いいんです。わたしも夫も戦争は反対だけれど、人間はそれをずいぶんと長いこと繰り返してきたわけで。

残念ながら今の状況ではどんな国にも防衛は必要だし誰かがそれをやらないといけない。こっち側とあっち側を分けるのは「自分がやります」と手を挙げた人と「税金払うから誰かにやってもらいます」と言った人という違いだけじゃないかな。

「よっしゃー入隊してバリバリ戦争していっぱい人を殺してやるぜーフハハハ」とか考えながら入隊する人はいないはずです(もしいたら多分戦争映画の見過ぎかCALL OF DUTYのやりすぎ)。皆大なり小なり「国を守るために働く」という志を持って入隊しているはず。と思いたい・・・。

 

まあ軍隊の是非はさておき(長くなるからね)、実際に戦争に行ってバリバリ銃を撃って、というのは軍隊に勤めているひとの中でもほんの一握りにすぎません。軍隊も普通の企業と一緒で、メンテナンス、IT部門、人事部門、医療部門といろんな仕事があって、いろんな人が普通に働いています。

ちなみにわたしの仕事、医療事務ですよー。オフィスで書類仕事していちんち終わりですよー(そのこと自体に対して文句はひとつもないですが)。なので、わたしが戦争に行く可能性というのは今現役で世界を飛び回っているフライトアテンダントが乗ってる飛行機が明日落ちちゃうくらい低いと言っていいと思います。

 

最後に、うちの夫は2012年ハリケーン・サンディがニュージャージーを襲った際も、2017年、プエルトリコがハリケーンによるダメージを受けた際も、現地へ赴きインフラ回復のために働きました。

災害時には消防士さんたちと一緒に軍の人たちが救済に来たり、支援物資を届けてくれたりしますよね。戦争以外にもそういう仕事もあるんだなというのは知っておいてもらえればと思います。