JUST US PLUS BUS

アメリカで大型バスを改造したタイニーハウスに夫とウサギと暮らしています。

UP IN THE AIR

今日は好きな映画の話。

ジョージ・クルーニー主演の「UP IN THE AIR」という映画が好きです。結末がどうなるかわかっているのにまた見ちゃうっていう映画はわたしには割と稀なのですが、この映画は別枠で好きで何度も見ております。

 


Up In the Air Teaser Trailer | HD

 邦題は「マイレージ、マイライフ」。このタイトル、もうちょっと何とかならんかったんかというか、原題の意味が全然出てないというかどないやねんと思うんですがどうでしょう。え?どうでもいい?

ちなみにup in the airは訳すと宙ぶらりんの状態を指します。物事や問題が未解決のまま空に浮いている状態なんですが、主人公が仕事柄飛行機で各地を飛び回っているので飛行機に乗っている間の「上空に浮いている」状態とかけているわけですね。

 

主人公が講演会で「あなたの人生をバックパックに詰めてみましょう、何が入りますか?あれもこれも入れて、気付いたらとても重くなっていませんか?」というスピーチの部分は、何度聞いてもドキッとするというか、わたしの人生めっちゃ重いなぁと物をずいぶん減らしたつもりの今でも思います。

29歳から30歳にかけてバックパックをしょって旅をしたことがあるのですが、この旅の最初の方ではわたしのバックパックはいらないものでパンパンでした。これがまた重くて重くてねぇ・・・(遠い目)結局旅の途中でいろんなものを捨てたり人にあげたりしてどんどん身軽になっていきました。

 

主人公はストーリーが進むにつれて、今まで自分が無駄だと思いばっさばさ切り捨ててきた感情や人との関わりなどについて少しずつ考え直していくわけですが、結論を視聴者に押し付けることなく「さあ、どうする?」と問いかける形で映画は終わっています。

 

彼が住んでいる、というか仕事の合間にたまに帰るだけのアパートメントにはほとんど物がなく、すっきりと暮らしているんだけど生活感はまるでなしなんですな。今必要なものが、トランク一つだけに収まってしまう暮らし。

それはそれでインスタ映えしそうではあるけれど、それはそこに腰を据えて暮らす誰かの姿勢ではないようにも思えます。人間が暮らして、ごはんを食べ、眠ったりして生活していたら生活感は出るものだと思っているので。生活感ばんざい!(笑)

 

なんにもない、本当になんにもないミニマリストの暮らしに憧れることもあるけれど、わたしは結局のところ家でのんびりするのが好きなのである程度のものは必要なのかなぁと。家でごはん作って食べようと思ったらお鍋やらなんやらいるものね。

自分にとって何が大切で何をよしとするのか、快適に暮らせるものの量を見極めながら暮らしていけたらいいな、と思っています。

 【追伸:ただいま訓練でネット接続のないところへ行っております。この記事は予約投稿なので、8月初旬までコメントの返信などできませんがご了承くださいませ!】