大型バスを買った経緯
1993年式のMCIバスを改造して住めるようにしたタイニーハウスで暮らしています。
元々フロリダのペンサコーラで刑務所の護送車として使われていた払下げ品を前のオーナーが政府のオークションで購入したものの、同時に入札したヨットも落札できてしまい、奥さんにバスかヨットのどちらかを処分するよう迫られた結果売りに出されていたものを買いました(笑)
たまたまそのタイミングで以前住みながらこつこつとリモデルした家が売れ、その売上金を握りしめて現金でバスを買いに行きました。8500ドルでした。
へぇー意外と安いんだなと思われるかもしれませんが、MCIバスは主に長距離バス(グレイハウンドバスやツアーバス)として活躍後リタイアした車体が売りに出されることが多く、100万マイル以上走った車体が安くても1万5千ドル~2万ドル(150~200万円程度)で出回っているのが一般的。
わたしたちが買ったバスはたまたま元護送車だったためマイル数も少なく、政府車両のためとても状態もよかったのでその値段で買えたのは本当に奇跡でした。
余談ですがバスを売ってくださった前のオーナーの苗字がLORDさんで、あの人はもしかしたら神様だったのかも・・・と今でもたまに思います。
真夏の暑さの中、シートをひっぺがし、天井を入れ、ペイントをし、床材を入れ、電気の配線、水道の配管をしてキッチンを入れ、最後にコンポストトイレを入れた頃には真冬になっていました。
バスに家財道具を積み込んで本格的に入居してから約3か月が過ぎました。狭いスペースなのでいろいろとまだ慣れないこともありますが、そのあたりもまた今後ここに記録していけたらと思います。